三浦 春輝

三浦 春輝まず、はじめに今回のアメリカ遠征を企画してくださった方々に感謝しています。

大城会長や、トムさん、渡嘉敷コーチ、小川コーチのおかげで自分たち生徒が安全に何の心配もせず帰ることができました。

アメリカに着いた初日まず初めに感じたことは、空港内では大勢の人が外国語を喋り、日本語を使っているのは私たちを待っていたTomさんだけというふつうでは感じないアウウェイ感で迎えられました。

空港から出てすぐに日本との気候の違いに気がつきました。
それは、半そで半ズボンだった私は少し肌寒く感じ、スカッと乾いていました。
空を見上げると雲ひとつない青空で、空気が澄んでいるせいか遠くまではっきりと自分の目でみえ世界が広く感じました。

そして、バスでレンタカー屋さんに向かう途中、Tomさんと話をしていてオオワンやアイメンはもうラウンドしているよという話を聞いて「自分も早くアメリカでプレーしたい」と強く思ったことを覚えています。

そして次の日、AJGA Enagic Junior ChampionshipのQualify でした。
移動のフライトがあり体がなまっていてゴルフがしたくてたまらなかった私たちがアメリカ初のコースに着きまず思ったことは、コースの練習グリーン。

私が見てきた日本のグリーンとは少し見た目が違い、なにか見た目はしっとりとしていてすごく柔らかいグリーンだった。
見た目ではわからない速さがあってその速さは、やわらかいグリーンで短い芝。
ボールの勢いよりもボールの回転が重視される早さだった。

私がそのことに気づいたのはQualify当日の7ホール目にさしあたった頃、同じ組の人たちのパターをみていて思った。
自分はパターのインパクトでヒットしているのに対して、同伴のプレーヤーはストロークで転がしているように見えた。

日本のグリーンでは、インパクトの調節でクリアできていたグリーンも、実際アメリカで同様に打つとラインからすぐにはずれてしまう。
やはりアメリカのグリーンとなると打ち方まで変えなければいけないのだ。とそのとき考えた。

そして、その直後同伴プレーヤーの打ち方をまねして打ってみると自分のパターはすぐに良くなり、スコアも安定しだした。
Qualifyも終わり何とか本戦に通過できた。

そしてTomさんにパターのことを話すと、「いい感覚してるね。インパクトでヒットするとワンバウンド目が大きく出てしまい、ラインからずれやすい。だからストロークで転がすイメージ」というのをこの日で学んだ。

本戦、1日目、2日目を72、73で回り本戦2日目の夜のミーティング、3日目の意気込みをきかれ、「1位と10打差あるので10アンダーで回って優勝を狙っていきます。」という意気で答えた。

最後にTomさんからの言葉。
「10アンダー、馬鹿じゃないの?今のあなたたちができるわけないでしょ。1番ホールをワンオンだとか、どこもかしこも狙っていいもんじゃないし今から優勝とかできるわけないんだから。もう少し大人になりなよ」と、あくまでみんなに対して言っている言葉だったけど、そのとき私は自分だけ、自分が説教されているようにしか感じなくて自分がはずかしかった。

けど、それと同時に怒りではないけれど、なにかムカムカするような感じがわいてきて「絶対にやってやる」と思った。
その夜少しだけ考えてショートゲームを丁寧に。とか、アイアンのイメージをもっと、とか。とりあえず最終日、これまでにないくらい集中して丁寧に丁寧に、全ホールでバーディを取る気持ちでやった。

あと10個、後9個、という勢いで。
トータルは、結局3アンダー。
10アンダーなんて到底達しなかった。
バーディ5つ、イーグル1つ。ダボや、ボギーを取らなかったらと考えると少しの自信には繋がったけど少し悔しかった。

そして、1日、日を開けとTomさんとラウンドをして、「狙っていくのは大切だけどその日の調子をわきまえ考えることが大切。」ということも学べた。
今回の遠征は今までで一番楽しい遠征になりました。

Thank you tom. I really really enjoyed!!!

PLAYER 予選順位 予選スコア 本戦順位 本戦スコア
Haruki Miura三浦 春樹 T7 ±0 (72) T17 -2 (72-73-69)