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齊藤 耕太

齊藤 耕太私は、七月十七日に日本を出発し二十四日までの八日間アメリカ遠征に参加しました。
短い期間でしたが、スコアーを出せるプレーとはどんなプレーなのか。
また試合に強いプレーヤーになるには何をすべきかなど学び、考えさせられた、実りのある大会遠征でした。

自分は、四月三日、四日に瀬嵩で行われた予選を通過することができませんでした。
にもかかわらず代表選手として、アメリカ遠征に参加させていただいたことに対して感謝の気持ちで一杯です。

また大会期間中、ホテルに宿泊するとき、食事をするとき、移動や余暇、どんなときもトラブルなく安心して過ごすことができました。
そのおかげで私たちはプレーに集中することができました。

日本・アメリカのエナジック社員の方々、コーチ、トム金澤さん、父母の皆さん、多くの方々が私たちの遠征のために協力してくださったおかげだと思います。
本当にありがとうございます。
この貴重な経験をゴルフの技術、心の成長につなげていきたいと思います。

そのために今回エナジックジュニアチャンピオンシップで優勝できなかった理由を必死に考えて、普段の練習にも生かしていきたいと思います。

今回のアメリカ大会で大きな収穫がありました。
それは、世界に羽ばたくゴルファーという理想像がどんなものか、自分の中でイメージできたということです。

今までに大城会長は、「世界に羽ばたくゴルファーになりなさい。」という言葉を何度もおっしゃっていました。
ですがそれってどんな選手なのだろう、何をすればなれるのだろうという具体的なことは考えていませんでした。

ですが今回、ゴルフの本場アメリカへ行き試合経験を積むことによってどんな舞台でどんなプレーをするべきか、どんな練習が必要なのかがぼんやりとではありますが見えてきたような気がします。

その理想像のおかげで自身の目標もクリアになりました。
目標は大きく分けて三つあります。
一つは百ヤード以内からの寄せワンの確立をあげることです。

瀬嵩でいきなり3アンダーを出したパット君やAJGAの試合で上位にいる選手は共通して百ヤード以内の寄せワン率が高いなと感じました。

それに比べ私は、百ヤード以内の特に障害のないチャンスショットからの取りこぼしが多いと思います。
五十~百ヤード先の一、二ヤードを打ち分ける練習の量を増やして、もったいないショットを減らしていきたいです。

二つ目は練習中のプレーと試合中のプレーのギャップを減らすことです。
私は、いま、試合になるとショットの制度が極端に下がってしまいます。
トムさんはしきりに「練習中の動きが試合でできる人は、強いんだ。」と言っていました。

そうなるためにトムさんから教わった右ポケットを後ろに引くというイメージを自分のものにしたいと思います。
また、これをしたら何時でも何処でも大丈夫と自信が持てるような安定したルーティンを考えたいと思います。
この二つの目標を達成できれば、その場の景色や状況に惑わされずに向きたい方向に立てて安心して振れると思います。

最後の目標は、もっとゴルフを楽しむことです。
アメリカでBJという黒人選手と出会いました。
彼はいつも笑顔で、よく歌を歌い、よくしゃべり、とても楽しそうにゴルフをしていました。
彼のおかげで自分も楽しくプレーできました。

最近は、結果を出したいという気持ちが強くなりすぎて、ゴルフをエンジョイすることができていなかった気がします。
重圧がかかる場面でも笑顔で、ゴルフを楽しめるようにしたいです。

最後に、私はアメリカの人が好きです。
英語がヘタクソでも「コミュニケーションとりたいです。」
というやる気さえあれば、みんなフレンドリーに接してくれました。

また、大会運営が日本より簡潔で、少し適当な感じもさっぱりしていていいなと思います。
絶対にまたアメリカに行って文化や考え方についても知りたいなと思います。
アメリカに行くチャンスをくださった大城会長をはじめ、私たちを支えてくださった方々に心から感謝申し上げます。

Live as if you were to die tomorrow. Learn as if you were to live forever.
―明日死ぬかのように生きよ。永遠に生きるかのように学べ。
これは、ガンジーの残した言葉です。
この言葉にならって謙虚に、学ぶ姿勢をもって、一日一日の練習を精一杯頑張りたいと思います。

PLAYER 予選順位 予選スコア 本戦順位 本戦スコア
Saito Kota斉藤 耕太 T41 +7 (79)

三浦 春輝

三浦 春輝まず、はじめに今回のアメリカ遠征を企画してくださった方々に感謝しています。

大城会長や、トムさん、渡嘉敷コーチ、小川コーチのおかげで自分たち生徒が安全に何の心配もせず帰ることができました。

アメリカに着いた初日まず初めに感じたことは、空港内では大勢の人が外国語を喋り、日本語を使っているのは私たちを待っていたTomさんだけというふつうでは感じないアウウェイ感で迎えられました。

空港から出てすぐに日本との気候の違いに気がつきました。
それは、半そで半ズボンだった私は少し肌寒く感じ、スカッと乾いていました。
空を見上げると雲ひとつない青空で、空気が澄んでいるせいか遠くまではっきりと自分の目でみえ世界が広く感じました。

そして、バスでレンタカー屋さんに向かう途中、Tomさんと話をしていてオオワンやアイメンはもうラウンドしているよという話を聞いて「自分も早くアメリカでプレーしたい」と強く思ったことを覚えています。

そして次の日、AJGA Enagic Junior ChampionshipのQualify でした。
移動のフライトがあり体がなまっていてゴルフがしたくてたまらなかった私たちがアメリカ初のコースに着きまず思ったことは、コースの練習グリーン。

私が見てきた日本のグリーンとは少し見た目が違い、なにか見た目はしっとりとしていてすごく柔らかいグリーンだった。
見た目ではわからない速さがあってその速さは、やわらかいグリーンで短い芝。
ボールの勢いよりもボールの回転が重視される早さだった。

私がそのことに気づいたのはQualify当日の7ホール目にさしあたった頃、同じ組の人たちのパターをみていて思った。
自分はパターのインパクトでヒットしているのに対して、同伴のプレーヤーはストロークで転がしているように見えた。

日本のグリーンでは、インパクトの調節でクリアできていたグリーンも、実際アメリカで同様に打つとラインからすぐにはずれてしまう。
やはりアメリカのグリーンとなると打ち方まで変えなければいけないのだ。とそのとき考えた。

そして、その直後同伴プレーヤーの打ち方をまねして打ってみると自分のパターはすぐに良くなり、スコアも安定しだした。
Qualifyも終わり何とか本戦に通過できた。

そしてTomさんにパターのことを話すと、「いい感覚してるね。インパクトでヒットするとワンバウンド目が大きく出てしまい、ラインからずれやすい。だからストロークで転がすイメージ」というのをこの日で学んだ。

本戦、1日目、2日目を72、73で回り本戦2日目の夜のミーティング、3日目の意気込みをきかれ、「1位と10打差あるので10アンダーで回って優勝を狙っていきます。」という意気で答えた。

最後にTomさんからの言葉。
「10アンダー、馬鹿じゃないの?今のあなたたちができるわけないでしょ。1番ホールをワンオンだとか、どこもかしこも狙っていいもんじゃないし今から優勝とかできるわけないんだから。もう少し大人になりなよ」と、あくまでみんなに対して言っている言葉だったけど、そのとき私は自分だけ、自分が説教されているようにしか感じなくて自分がはずかしかった。

けど、それと同時に怒りではないけれど、なにかムカムカするような感じがわいてきて「絶対にやってやる」と思った。
その夜少しだけ考えてショートゲームを丁寧に。とか、アイアンのイメージをもっと、とか。とりあえず最終日、これまでにないくらい集中して丁寧に丁寧に、全ホールでバーディを取る気持ちでやった。

あと10個、後9個、という勢いで。
トータルは、結局3アンダー。
10アンダーなんて到底達しなかった。
バーディ5つ、イーグル1つ。ダボや、ボギーを取らなかったらと考えると少しの自信には繋がったけど少し悔しかった。

そして、1日、日を開けとTomさんとラウンドをして、「狙っていくのは大切だけどその日の調子をわきまえ考えることが大切。」ということも学べた。
今回の遠征は今までで一番楽しい遠征になりました。

Thank you tom. I really really enjoyed!!!

PLAYER 予選順位 予選スコア 本戦順位 本戦スコア
Haruki Miura三浦 春樹 T7 ±0 (72) T17 -2 (72-73-69)

小川 慎吾

小川 慎吾先ずは、今回のAJGA Enagic Junior Championship、アメリカ遠征を支えて頂いた大城会長夫妻、エナジックスタッフの皆様に心より感謝申し上げます。

今回メインの大会であるAJGA Enagic Junior Championshipが2016年7月19日から21日までの3日間ザ・レジェンズゴルフクラブで開催。

本戦出場をかけての予選会は7月18日(月)晴天の中ショットガンスタートで行われ11名が予選会に参加し、その中から三浦春輝72、山城太優73、金城和歌奈71の3名が予選を突破し、本戦シードの玉城元気、古波津陽、仲西菜摘、PUTTの7名で3日間の本戦に挑みました。

ベストフィニッシュは、女子仲西菜摘6位タイ、男子はPUTTの9位タイ、と優勝には届きませんでした。

期間中の気温30~38℃、沖縄では体験したことのない乾燥した空気の中で競技に参加して、全員が無事に終えられたことにほっとしています。
これもTomさんを始め引率して頂いた父母の皆様のお陰です。感謝申し上げます。

今回自分がアメリカ遠征で感じた事は、日本の選手とアメリカの選手では、コースマネージメントの差が試合結果に現れていました。アメリカの選手はティーショット、セカンドショットで簡単な場所へ運んでいき、そしてグリーン周りで有利な場所へ運ぶ明確なゴルフプランが感じられましたが、日本の選手は不慣れなコースという事もあり、コースマネージメントは無く強引に攻め本来ならもっと良い成績出せたはずなのに自滅してしまったように感じます。コーチとしてショートゲームの差は感じましたが、それに加え、コースマネージメント、ハイレベルなスコアの中でも戦えるスコア感覚がもっと必要だと思いました。

世界へ翔くゴルファーの育成に必要なのは、試合での結果を選手とコーチがよく理解し合い、一つ一つの練習方法を明確にし、そのゴルファーが与えられた課題をコツコツと努力を続ける根気を育てていかなければならないと感じました。

試合などで得た経験を活かしコースマネージメントで良いスコアに結び付けていくこと。
そしてゴルフはラウンドが基本、その中で1day,2day,3day,4dayなどトーナメント日数の違う試合に多く参加する事が上達への近道になるのではないかと今回の遠征で感じました。

日数によって異なるマネジメント方法、メンタルコントロール、基礎体力など、コースによっての違いが出るラフの種類、長さ、グリーンの速さ、硬さなどここでは言い表せない程の違いがあるコースが経験出来る環境がアメリカにはあると思いました。

アメリカ遠征に参加した選手達は、試合を通じて仲良くなり貴重な体験をしていたようです。
そして、学校の授業ではつまらないと感じていた英語も「もっとしゃべれるようになって、もっと多くの選手と英語で会話したい」という前向きな気持ちに変わったと話してくれた選手もいました。
めったにできない海外での試合を経験し、過ごしてくれたと思います。

また高き夢を持った多くのジュニアゴルファーが今回AJGAの試合に出場することにより世界のレベルを早い時期に感じ、多くの有名PGA選手が育ってきた環境を知り特に技術だけではない練習環境の大切さ、アメリカのジュニアゴルファーの練習、ラウンドと練習のバランスをとる事でのコースマネージメント能力の高さ、ジュニアトーナメント数の多さとレベルなど日本においてはなかなか体感出来ない事を多く学び、ゴルフを通して「正直」、「誠実」、「スポーツマンシップ」、「尊敬」、「信頼」、「責任」、「忍耐」、「礼儀」、「判断力」。
常に前向きな態度を保持することの重要性、起こり得る結果を予想していかに物事を決定するか、目標をどのように定義付けて設定するかなど、ゴルフに対しての考え方をアメリカ遠征で学べたのではないかと思います。

最後に、現地での試合、車の運転、全ての面でサポートをして頂いたTom金澤さんには感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

渡嘉敷 幸太

渡嘉敷 幸太選手と引率を含め総勢23名が今回のアメリ遠征に参加しました。
メインの大会であるAJGA Enagic Junior Championshipでは、11名が予選会に参加し、そこから金城和歌奈、三浦春輝、山城太優の3名が予選を突破し、本戦シードの玉城元気、小波津陽、仲西菜摘、PUTTの4名と、計7名で3日間の本戦に挑みました。

ベストフィニッシュは、女子金城和歌奈の6位タイ、男子はPUTTの9位タイ、と優勝には届きませんでした。

参加した選手のほとんどが口にしていたことが、「AJGAに参加している選手は、ショットはそこまで変わらないが、とにかくショートゲームがうまい」ということでした。

コーチとして同じようにショートゲームの差は感じましたが、それに加え、ゴルフというゲームのマネジメントという部分でもかなり差があるように感じました。
それぞれの選手がゴルフというゲームを理解し、自分のゴルフスタイルうまく生かしてスコアメイキングをしているように感じました。

そして、この遠征で一番不足していると感じたのは、優勝スコアに対する感覚でした。
3日間競技で優勝スコアは男女ともに11アンダーパー。
前週行われたAJGAの大会も男子優勝は12アンダーでした。

今回は男女含めて4選手が3日間をアンダーパーで回りましたが、優勝には届きませんでした。
優勝スコアを見たときに、ほとんどの日本選手が「すごい」と感じているのに対し、現地の選手は全く驚く様子はありませんでした。

3日間で2桁アンダーということは4アンダーを3日間続けるということで、3アンダーや4アンダーは普段からどんどん出る、6アンダーや7アンダーもたまには出る、そしてそれが「当たり前」という感覚にならなければいけません。
そのレベルをイメージした練習、その基準を高めることが、今後アカデミーが世界で戦うために必要なことだと強く感じました。

エナジックゴルフアカデミーが世界で羽ばたくための課題を、このAJGA Enagic Junior Championshipで身をもって感じることができたということが、今回の一番の収穫でした。

玉城元気がエナジックLAで仕事をしながら、Tom金沢さんのサポートのもとでプロゴルファーを目指しています。
今回の遠征も含め、アメリカ本土の玉城元気の存在が、アカデミーの選手たちの意識を高めることにとても貢献しています。

今後、第2回のAJGA開催、またアメリカ合宿など、できるだけ意識の高い選手を、意識が高まりそうな選手をアメリカ本土に送り、一人でも多くの子供たちに世界レベルを肌で感じるチャンスを与えていけることを願っています。

アメリカに入ってからの数日間は、英語が話せないということや日本の常識が通じないなど、少し戸惑いも見えましたが、遠征の後半には自分から話しかけたり握手を求めたりと、堂々としていて表情が自信に満ち溢れているようにも見えました。
AJGAの後、現地の3大会に出場し入賞者が6人も出たということも、みんなの自信に繋がったのだと思います。

ディズニーランドやハリウッドの観光日は、ショップやレストランなどで基本的なコミュニケーションも学ぶことができました。
ラスベガスでのエナジックグローバルコンベンションで4,000名を前に舞台にあがり全員が英語で自己紹介をするというチャンスをいただけたことは、選手たちにとってとても大きな経験となり、今後大舞台でのここ一番という緊迫した場面で、この経験は大いに役立つと思います。

今回のアメリカ遠征では、渡嘉敷と小川が引率し、現地でそれぞれレンタカーを運転しました。
アメリカでも日本と同じように自分たちで車を運転できると、自分たちの意思で行動するタイミングや行動範囲を自由に決めることができます。
それは、選手たちの大会に向けての準備に対してより細かく対応できるということで、大会で良い結果を出すための大きな要因の一つとなります。

土地勘がない異国の道、また日本よりもスピード感がとても速いフリーウェイなど、現地での運転は緊張の連続でしたが、今後アカデミーが世界で羽ばたくために引率・コーチとしての役割を一つクリアできたと思います。
世界で勝つためにはコーチが運転すべきだという提案していただいたTom金沢さんにはとても感謝しております。

2年前そして今回と、アメリカ・世界という舞台に立つことには抵抗がなくなりました。
次の目標は、「世界で勝つ」ことです。
世界の舞台でいかに勝つか、世界で勝つために何が必要なのか、世界という舞台を常にイメージして、意識を高めながら、選手とコーチともに日々練習に取り組んでいきたいと思います。

最後に、今回の遠征に多大なサポートをしていただいたエナジックインターナショナル大城会長、そしてAJGAの大会運営およびアメリカ本土でのサポートをいただいたTom金沢さん、そしてこの遠征にかかわったすべての方々にお礼を申し上げます。
私たちはこの恩をしっかりと受け止め、今後ゴルフを通して皆様に恩返しができるよう努力していきます。

Tom 金澤

Tom 金澤Enagic Junior Championship 後記

2016年7月18日から21日までの3日間に亘るEnagic Junior Championshipへの参戦および24日そして25,26日に開催されたSCPGA Junior Tournament参戦を無事に終了いたしました。

期間中、連日気温35度近い中の競技に、病気、怪我などが無く無事に全員が元気に帰国できたことを先ずはご報告いたします。
これも、普段からエナジックゴルフアカデミーでの体力作りを培われた成果と考えております。
校長を始めコーチの皆様の尽力のお陰です。

19日から3日間の本戦シード選手に加え、前日18日の予選会参加選手11名を加えた総勢14名の挑戦が実現したのは、ひとえに大城会長の熱意に支えられたエナジック総力の力添えの結果であります。
選手一同に代わりまして、大きな感謝を述べさせていただきたいと存じます。

Enagic Junior Championship試合結果

11名の予選挑戦者の内3名が予選通過を果たし、本戦シード選手3名に加えた6名が決勝に進みました。

男子成績は、玉城元気選手の通算3アンダー12位タイ
次は、三浦ハルキ選手の通算2アンダー17位タイ
そして山城タイユウ選手2オーバー28位タイ
コハツ ヨウ選手20オーバー49位

女子成績は、仲西ナツミ1アンダー6位
金城ワカナ5オーバー9位タイ 予選会メダリスト1アンダー
尚、沖縄大会優勝者Putt Sridama選手は、4アンダー9位タイで終了しました。

3日間をアンダーパーで終了した3選手は、慣れない環境の中大健闘をしました。
但し、優勝スコア11アンダーには大きく届かず、満足の中にも今後の課題を痛感したことと想像します。
広い世界に飛び出して、本物との対戦を経験させたいという大城会長の意図を反映させる、典型的な試合結果であると強く感じました。

しかし、明るい話題も沢山ありました。
金城選手の予選会トップ通過、そして仲西選手の最終日ラウンドに記録した試合における初の60代等々、今後に繋がる大きなワンステップを踏むことが出来たことと感じております。

特筆すべきは、男子トップ3の選手の年齢は17歳、14歳、16歳、女子トップは16歳、18歳、15歳と、決して年齢順に強いと言うわけではなく、ゴルフの成熟度の若年齢化がさらに進んでいることは間違い有りません。

まだ中学生、まだ高校1年生といったのんびりした感覚を捨て、今すぐにでも挑戦できる実力を早期に身につけていけるよう促していく必要があります。

又、男子トップ3は、韓国(アメリカ籍)、タイ、アメリカ、女子トップ4は、中国(アメリカ籍)、韓国、アメリカ、台湾といったアジア勢のジュニアゴルフへの勢力は更に加速していて、アジアからはもう韓国だけではありません。
アメリカのスポーツは、プロだけではなく世界各国からの強豪が集まる場所です。
カリフォルニアという場所の特性も一部は有りますが、まさにワールドツアーの舞台となっています。

試合後のエナジック選手達とのミーティングにおいて、ほぼ全員が感想として述べていたのは、決してショット/スイングでは負けている気はしないが、他国選手のアプローチ/パットの上手さに因るスコアメイクに長けていることを印象付けられたようです。
ゴルフのレベルアップの為の大きなヒントとなったはずです。

SCPGA Rec Park Summer Championship / SCPGA Ping 2day Series 結果報告

Enagic Junior Championships参加者14名の内6名が九州ジュニアゴルフ参加のため帰国。
残った8名に加え、この2大会に参加の2名を加えた10名が2試合を戦いました。
24日は1日のトーナメントで会場も比較的易しいコースでしたので、参加選手の上位独占を予想しておりましたが、結果は厳しいものとなりました。

男子15~18歳の部優勝72イーブンパーに対し、74で3位となった名城アイメン選手が最上位。
男子9~11歳の部優勝1アンダーに対し田川ハヤテ選手の3オーバー4位は健闘でした。

しかし、女子に関しては、明るい話題を沢山残しました。
女子15~18歳の部
岩谷カナ選手 75 1オーバー優勝
玉城アイカ選手 77 3オーバー2位

女子12~14歳の部
田川スズミ選手 76 2オーバー優勝
それぞれ自己ベストスコアの更新さらにはハーフといえど初のアンダーパーを記録など、これからのステップアップに繋がる健闘をいたしました。

翌日からのPing 2Day Seriesは、猛暑の中Industry Hills難コースでの開催でした。
男子15~18歳の部は、優勝2日間トータル9オーバーとスコアが伸びない中、13-バー7位タイが上位二人という、物足りない結果となりました。

男子9~11歳の部は、優勝が1アンダーと飛びぬけたものとはいえ、田川ハヤテ選手が7オーバーで2位と健闘しました。

女子は15~18歳の部で岩谷カナ選手が2日間通算10オーバー12位、玉城アイカ選手が13オーバー15位タイと、まずまずの健闘をしました。

しかし、この中で優勝スコアは6アンダー、2位5アンダー、3位4アンダーという上位を独占した選手団がいたことをご報告します。
フィリピンからのジュニアナショナルチーム7名が参加していました。
2ヶ月間に亘る全米を回るツアーを終えての最終戦とのことでした。
実力の違いをまざまざと見せ付けられた結果と言えます。

女子12~14歳の部でも、このナショナルチームメンバーの一人がイーブンパーで優勝。
2位に5打差、3位に15打差をつけた圧勝でした。

AJGA結果報告でも述べさせていただいたアジア勢の勢力にフィリピンも忘れてはならないことを改めて痛感いたしました。

総じて、世界に羽ばたくためのレベルアップの必要性を選手に肌で感じてもらう最高の機会をいただけたことに改めて感謝いたします。
単にアメリカで試合をした経験だけでなく、明るい話題を持ち帰ると共に、今後のテーマを明確に設定し早期のレベルアップを図る必要性を全員が感じた大きな意義のある遠征となりましたことをご報告いたします。

そして、大城会長の掲げる、世界に羽ばたく選手育成の本当の意味での第一歩を今踏み出したことを実感しています。
この経験が今回遠征した選手だけでなく、他のアカデミーの選手達に伝わることで他の選手にも夢と希望そして現実の厳しさに立ち向う勇気を持っていただく結果になることを切に願っています。
早期にこれに気付き、将来の夢を世界に広げられる準備がなるべく早くできたら、必ず将来世界に通用する一人として成功することになるでしょう。

子供達の将来のため、この一大イベントの発展と更なる効果を上げていく為の準備を直ぐに進めていきたいと感じています。

今回、ゴルフだけでなく食事の際にも、自身で英語でコミュニケートする機会をなるべく経験してもらうべく努力いたしました。
沢山のエピソード、成功談、失敗談を抱えて選手達は帰国しました。
これらを思い出話だけに終わらせず、これからやらなければならないことへのMotivationsとしてもらえたらと願っています。

遠征の最後の大きなイベントとしてお招きいただいたEnagic Global Conventionで、ラスベガスまで見聞することができました。
タイからのPutt Sridama選手を加えた11名の選手達にとって、Global Conventionのステージで4000名の前で一言といえど英語で挨拶をした経験は忘れられないことでしょう。
あのようなステージに将来上ってスピーチすることがあったら、それは本当の夢が叶った瞬間になっているのだと想像し感動しておりました。

最後に、長い日程に渡りコーチとして引率として運転手として大活躍いただいた渡嘉敷、小川両コーチ、そして、父母代表として選手達の面倒を見ていただいた玉城チアキさん田川カオリさん、皆様本当にご苦労様でした。
有難うございました。

AJGA U.S.A 最終大会 結果報告

集合写真(エナジックゴルフアカデミー生徒)

2016年7月18日から21日の間、アメリカのカリフォルニア州のThe Legends Golf Club at Temeku Hillsにて、AJGA Enagic Junior Championship が開催されました。

成績

AJGA Webサイトhttps://www.ajga.org/scoring/leaderboard.asp?tn=2016078

BOYS 17 & Under: 中学高校男子 / BOYS & GIRLS 11 & Under: 小学男

PLAYER 予選順位 予選スコア 本戦順位 本戦スコア
PUTT Sridamaパット T9 -4 (75-71-66)
Genki Tamashiro玉城 元気 T12 -3 (72-71-70)
Haruki Miura三浦 春樹 T7 ±0 (72) T17 -2 (72-73-69)
Taiyu Yamashiro山城 太優 T11 +1 (73) T28 +2 (73-74-71)
Yo Kohatsu古波津 陽 49 +20 (81-79-76)
Sho Aimen Nashiro名城 アイメン ショー T15 +2 (74)
Ryota Owan大湾 稜太 T27 +5 (77)
Ryujin Yonamine与那嶺 龍仁 T27 +5 (77)
Saito Kota斉藤 耕太 T41 +7 (79)
Tatsuki Tagawa田川 竜己 T56 +12 (84)
Hayate Tagawa田川 隼禎

GIRLS 17 & Under: 中学高校女子

PLAYER 予選順位 予選スコア 本戦順位 本戦スコア
Natsumi Nakanishi仲西 菜摘 6 -1 (75-71-69)
Wakana Kinjo金城 和歌奈 T1 -1 (71) T9 +5 (73-75-73)
Kana Iwatani岩谷 奏 T12 +5 (77)
Minaho Moriguchi森口 稔楠帆 T28 +9 (81)
Aika Tamashiro玉城 愛華 T32 +10 (82)
Suzumi Tagawa田川 日々海

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